第119回 九州高校野球大会

 2回戦  (2006年10月29日)  久留米市野球場

鹿児島商 対 九州学院 

投手
九州学院 福田,松永,蓑田
鹿児島商 × 福岡
九州学院 36 11 11 福田 平山,村川,蓑田
鹿児島商 33 10 11 古川 後藤

 【試合時間】 2時間8分 (15:11〜17:19)

 試合経過  (独自の記録であり公式記録と異なるところがあるかもしれません) ☆…好プレー

九 学
蓑田 E1 T
遊ゴロ
V
左 直
U
中 飛
−/
中越2
A/
中前安
大山 G U
左 飛
C→
四 球
D→
中前安
U
左 飛

四 球
松下 A C→→
死 球
T
三 振
T※
遊 直
V
二ゴロ
V
三 振
平山 B4 −/
右中2
D→/
左前安
DE→
四 球
T
四 球
D/
中飛失
村川 D V
遊ゴロ
−/
中越2
E▲U
一ゴ選

投バゴ
U
右前安
小田 H FG→
中前安
U
二ゴロ

右前安
U
中 飛
T
三 振
水田 C6 T
三 犠
V
中 飛

三強安
V
二ゴロ
V
遊ゴ併
福田 @7 −−/
左中3
T
三 振
V
二ゴロ
T
遊ゴロ
濱田
松永
谷川
長谷
城下

 
 

 
F



U
二ゴロ
 
 
 
 
△V
四 球
 
 
 
 
T
捕邪飛
 
 
 
 
 
 
 
U
三 振
 

 ※ 5回表 無死一塁で遊直。併殺を狙って一塁に送球するが,走者に当たりファールグランドへ。一走は二塁に進む。
 ※ 5回表 一死一二塁で,打球は一ゴロ。二塁送球がセーフ。一塁転送もセーフ。その間に二走が一気に本塁へ生還。

 〔投手交代〕 6回 松永(打2番から), 7回 蓑田(打1時)
 〔守備交代〕 6回裏(投)松永,(投→左)福田, 7回裏(遊→投)蓑田,(二→遊)平山,(二)谷川  

 【盗塁】 3回表 大山(打3時), 5回表 小田(打7時重盗)
 【牽制死】 4回表 濱田(打2時)
 【盗塁死】 5回表 村川(打7時重盗)
 【送球間進塁】 5回表 小田(打7時,三走重盗失敗時,二塁へ進塁) 

 

鹿 商
後藤 E T
投ゴロ
U
二ゴロ
T
右 飛
−/
中前2
V
三 振
野方
堀之内

 
G
U
遊ゴロ
 

四 球
 
U
捕バ邪
 
V
遊ゴロ
 
B/
四 球
 
宮内 H C/
中前安
V
遊ゴロ

左前安
T
左 飛
T
投 犠
福岡 @ V
左前安
T
二ゴロ
V
一ゴロ
U
遊ゴロ
U
左 飛
藤井 A
二ゴロ
U
捕邪飛
FGH
四 球
EF
四 球
V
中 飛
内木場 F T
遊ゴロ
F/
四 球
T
捕バ邪
F→
中前安
末吉 B U
遊ゴロ

遊内安
GH@
右前安
GH→
一ゴ失
大川 C V
一ゴロ
V
三 振
U
投 犠
H→→
右前安
古川 D T
二ゴロ
B/
四 球
@→/
中前安
−−/
右中3

 〔投手交代〕 
 〔守備交代〕 9回表(中)堀之内

 【捕逸進塁】 7回裏 藤井,内木場(打7時)

 

投手 打者
九州学院 福田
松永
蓑田
右上
右上
右上
5.2

1.1
28









鹿児島商 福岡 右ス 43 11

 

 【試合経過】 (鹿児島商寄りです)

1回表(九)簡単に二死を取るも,死球の後,4番に低いライナーで右中間に運ばれ先制される。0−1
1回裏(鹿)二死から3,4番の連打で好機を作るも,後が続かず無得点。

2回表(九)一死二塁から8番の打球は高々と上がり左中間へ適時三塁打。一点を失い0−2.さらに一死三塁のピンチ。
      相手の強行策は,二塁手正面で二死。次打者は左翼へ強いライナー。しかし正面をつき追加点を与えない。
2回裏(鹿)内野ゴロ3つで三者凡退に終わる。

3回表(九)先頭を四球で出し,盗塁で無死二塁。三振で一死後4番に詰まりながらも左前に運ばれまたも1点失い0−3。
      なお5番の中越二塁打で一死二三塁のピンチ。またも強行策で二ゴロ,中飛に打ち取り追加点を許さない。
3回裏(鹿)四球で走者を出すが,またも内野ゴロ3つ。淡白な早打ちが目立つ。

4回表(九)四球で走者を出すも,牽制で刺し,三者凡退に切る。
4回裏(鹿)二死から四球と内野安打で走者を出すも無得点。

5回表(九)無死一塁で遊直。一走を刺そうと送球するが走者に当たって暴投になり,一死二塁。4番が四球で一死一二塁。
      5番の一ゴロで併殺を狙うが二塁セーフ。一塁転送もセーフで一瞬野手の動きが止まる間に二走が生還0−4。
      一死一二塁,6番の当たりは惜しくも二塁手のグラブをはじき右前へ適時打0−5。
      さらに一死一二塁のピンチだったが,相手重盗を刺し,何とか守りきりこれ以上の失点を許さない。
5回裏(鹿)無死で四球の走者を出すが,バント失敗などで打線がつながらず無得点。

6回表(九)一死から中越二塁打を打たれるが,その後の後続を断ち,得点を許さない。
6回裏(鹿)先頭が四球で出るが,次打者が送れず一死。7番が安打でつなぎ,二死にしてまでも8番が送り二死二三塁。
      ここで9番古川選手が投手返しで見事に中前に転がし適時打1−5。
      さらに,1番後藤選手の打球は強いライナーで左前に運び,2−5。
      左翼手処理にもたつき一走も生還できそうだったが止まる。ここで相手投手交代し,後続を打ち取られる。

7回表(九)四球で無死の走者を出すが,バントを封殺し,ピンチの芽をつむ。
7回裏(鹿)3番からの攻撃で期待するも二死走者なし。四球と中前安で二死ながら一二塁とし,相手が捕逸で二三塁に。
      ここで,7番末吉選手の当たりは強い一ゴロ。これを一塁手がはじいてトンネルし,二者が生還4−5。
      さらに,右前安でつなぎ二死一二塁。そして,9番古川選手が前進気味の外野の右中間を破り逆転6−5。

8回表(九)二死から安打と四球で一二塁のピンチを迎えるが,3番をフルカウントから高め直球で三振に打ち取る。
8回裏(鹿)点灯試合となる。無死の走者を送って二塁に進めるが,4,5番が打ち取られ無得点。1点リードで最後の守備につく。

9回表(九)先頭の4番の打球は高々と上がった中飛。これを落球し無死二塁。次打者に右前に運ばれ無死一三塁の大ピンチ。
      ここで6番を三振に打ち取るがない一死一三塁のピンチ。
      そして7番は,遊ゴロ。合わせにくい打球であったが下がって上手く取り,二塁を踏んで一塁転送。併殺で試合終了。

 5点差で,あるいはコールド負けもあるかという展開を逆転し,驚きの展開。
 序盤で失点しながらも,相手の強攻策をしのいで大量点を与えなかったのがよかった。
 淡白な早打ちが目立った前半に比べ,中盤以降,よく球を選びつなぐ意識が見られ得点につながった気がする。
 内容的には,押されていた気がするが,相手失策が得点に絡み,つきもあったと思う。
 走者を出しながら,終盤は得点を許さず,最終回も,よく守りきった。